西洋医学と東洋医学の違い①
西洋医学と東洋医学の違いについてよく分からない方も多いのではないでしょうか??
今日から5回に分けて西洋医学と東洋医学の違いについて詳しく説明していきますのでお付き合い宜しくお願いします
西洋医学と東洋医学の違い①
西洋医学とは現代医学といわれるもので、患者さんの状態を科学的、局所的及び理論的に分析し症状の原因となっている病巣や病因を排除する治療を行う医学です。
身体診察や問診はもちろんですが血液検査などの客観的なデータも駆使して診断を行います。
東洋医学とは経験的な医学であり患者さんの状態を四診(望診・聞診・問診・切診)といわれる東洋医学的診察法を基に主観的に判断し
今ある状態を診断します。
東洋医学における健康とは、季節やストレス及び生活環境に対し自己治癒力でバランスが取れている状態をいい、そのバランスが崩れた状態を「未病」と定義しています。
治療は漢方薬及び鍼灸などがあり体の状態に合わせて治療法を選択し元々取れていたバランスを取り戻すよう働きかけます。
治療において西洋医学と東洋医学は得意とするところが大きく違います。
西洋医学は患者さんの症状や経過及びバイタルサインといわれる血圧・脈拍・体温・診察で得られる所見(お腹を押すと痛いなど)、血液検査やレントゲンなどの画像診断機器を用いた検査の結果を基に原因となっているものに対する治療薬を投与することで治療を行います。
つまり、科学的根拠をもって原因を排除することが治療になります。
西洋医学はこういった原因のはっきりした病態を得意とします。
それに対し東洋医学は患者さんの状態が健康な状態からどのようにバランスを崩しているかを独自の診察法を用いて判断し、その崩れたバランスを是正するために漢方薬や鍼灸治療を用いて治療します。
体を健康状態に戻すための自己治癒力を高めることが治療なので原因のはっきりしない病態に対しても有効な場合があります。
西洋医学と東洋医学はそれぞれに得手不得手があるのでその特徴を活かして使い分けたり、組み合わせたりする必要があります。
以上が大まかに分けた西洋と東洋の違いになります。
僕自身コロナ前まで海外に住んでいた時(海外で日系クリニックを運営しています)のですが外国人の患者さんも多く来院していました。
外国人は極力薬を使いたくなくナチュラルに治したい人たちが日本の何十倍と多くいた印象です。
現に、アメリカを始め医療先進国では西洋医と東洋医のれっきとした医者制度がありWHO(世界保健機関)が定める東洋医学も世界的には西洋医学と肩を並べる位置づけにあります。
東南アジアでも例外ではなく鍼灸治療や漢方治療は盛んに行われており立派な病院もいくつもあります。
今このブログを読んでいる方の中にもお薬は使いたくないって方もいらっしゃると思います。
お薬が必要な病気はお薬を服用する必要がありますがお薬を必要とせずに改善できる症状も沢山あります。
当院では鍼灸治療(髪の毛より細い鍼を使用するため痛みはほぼありません)や漢方薬のアドバイスなどを行っています。
西洋医学で思うような効果が出なかった難病の方や難治性の疾患を抱えている方も多く来院されます。
興味を持たれた方は一度当院へご相談ください
整骨院ではありますが鍼灸の国家資格を取得しており外国でも施術を行っている東洋医学のプロフェッショナルです
(おそらく鹿児島県には海外で施術や仕事をしたことのある鍼灸師は僕の知る限りいません!!)
世界の東洋医学のスタンダードを知っている当院へ是非お越しください
次回は西洋医学と東洋医学の違い②を書きますので是非読んでくださいね!!
関連記事